西部戦線異常だらけ
2026.08.22
左のスーべレーンM400が十代の頃から25年以上使っているもので、父が買ってくれたもの
右のスーべレーンM800は大学の入学祝いにやはり父が買ってくれたもの
真ん中のスケルトンのM400は二十代の終わりに当時の恋人が買ってくれたもの
つい眠れない夜の出来心で、映画『西部戦線異常なし』を見始めてしまった。
初めて観たわけではないけれど、戦争のあまりの悲惨さに暗鬱としてしまう。
塹壕戦で膠着状態に陥ったまま、数百メートルを巡って300万の兵士が命を落とした西部戦線。
そして、僕は100年が過ぎた今もウクライナの地で100年前と変わらないような塹壕戦が繰り広げられていることにもまた驚愕としてしまう。
『西部戦線異常なし』は実際に第一次世界大戦に従軍したエーリヒ・マリア・レマルクが、その経験を元に1929年に発表した小説なのだけど、その小説がナチスの台頭による右傾化の中で反戦的だとされて亡命、ヒトラーから様々なデマを流され、書籍は焚書処分され、妹は逮捕されてその後に処刑された。
僕はレマルクや『西部戦線異常なし』のことは高校生の頃から知っていたけれど、その著書を読んだことは無かったし、実は今も読んでいない。
2022年の同名ドイツ映画を2回ほど観ただけだ。
僕がレマルクをなんで高校生の頃から知っていたかと言うと、僕がレマルクが愛用したのと同じペリカンの万年筆を使っていたから。
ペリカンのピストン吸入式万年筆であるスーべレーンシリーズは、ほとんどその姿を変えないまま、2029年で発売100年を迎える。
ペリカン万年筆の歴史の長さが、戦争の歴史を僕に連続性のあるものとして感じさせてくれる。
僕は、そういう経験を大切にしたい。