死骸
2012年11月1日木曜日
草の匂いがした
スタジオの休憩所、小道具美術として作られた椅子の上に、何故かカマキリが死んでいた。
誰かが故意に乗せたのか、あるいは自ずとここで死んだのか。
どちらにしても、この死骸には気品がある。
生き抜いて死んだ充足感が滲んでいる。
僕はまだ死なないだろうけれども、繰り返しの中の小さな死とも言える睡眠の時間には、こんな姿で寝たいなと思った。